紅蓮地獄(読み)グレンジゴク

デジタル大辞泉 「紅蓮地獄」の意味・読み・例文・類語

ぐれん‐じごく〔‐ヂゴク〕【×蓮地獄】

仏語八寒地獄の第七(鉢特摩はどま)。ここに落ちた者は、寒さのために皮膚が破れて血が流れ、紅色の蓮の花のようになるという。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「紅蓮地獄」の意味・読み・例文・類語

ぐれん‐じごく‥ヂゴク【紅蓮地獄】

  1. 〘 名詞 〙 仏語。八寒地獄の第七、すなわち鉢特摩([梵語] padma紅蓮」と訳す)。ここに落ちた者は、寒さのために身体の皮、肉が破れて紅蓮華のようになるとされるところから、この名がある。ぐれん。ぐれんげ。
    1. [初出の実例]「遂に死して紅蓮地獄(ぐれんぢごく)に堕(おち)ぬ」(出典今昔物語集(1120頃か)六)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

大臣政務官

各省の長である大臣,および内閣官房長官,特命大臣を助け,特定の政策や企画に参画し,政務を処理する国家公務員法上の特別職。政務官ともいう。2001年1月の中央省庁再編により政務次官が廃止されたのに伴い,...

大臣政務官の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android