紅雨(読み)コウウ

デジタル大辞泉 「紅雨」の意味・読み・例文・類語

こう‐う【紅雨】

春、花に降りそそぐ雨。
赤い花の散るようすを雨にたとえていう語。

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精選版 日本国語大辞典 「紅雨」の意味・読み・例文・類語

こう‐う【紅雨】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 春、花にそそぐ雨。くれないの雨。〔孟郊‐同年春燕詩〕
  3. 赤い花が舞い落ちるのを雨にたとえたことば。
    1. [初出の実例]「夜維桃浦紅雨、春艤柳堤絮風」(出典本朝麗藻(1010か)上・林花落灑舟〈藤原道長〉)
    2. [その他の文献]〔李賀‐将進酒詩〕

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普及版 字通 「紅雨」の読み・字形・画数・意味

【紅雨】こうう

赤い雨。花に雨。清・袁枚〔春日雑詩、十二首、一〕千枝の紅雨、重の 畫き出す詩人得の天 山上の春雲、我が懶(らん)なるが如く 日高くしてほ宿す、の巓(てん)

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