紙鍋(読み)かみなべ

日本大百科全書(ニッポニカ) 「紙鍋」の意味・わかりやすい解説

紙鍋
かみなべ

コンニャクの特性を生かしてつくった和紙製の即席料理鍋。国栖(くず)紙や美濃(みの)紙などの両面にコンニャク玉の糊(のり)を塗り付け、天日で乾燥させたのち箱型の鍋に仕上げるが、一般家庭では使用されず、非常に特殊なものである。五徳(ごとく)にかけて強い炭火で煮ても焦げず、また細長い袋状につくったものは、湯に入れると酒燗(しゅかん)の早ちろりにもなった。三宅也来(みやけやらい)著『萬金産業袋(ばんきんすぎわいぶくろ)』(1732刊)には、「豆腐(とうふ)のくず煮、玉子のふわふわ等は、いかにも安く出来る事なり」とある。

[宮垣克己]

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食器・調理器具がわかる辞典 「紙鍋」の解説

かみなべ【紙鍋】

紙製の鍋。また、それを用いる料理。鍋形に編んだ金網和紙を張り、そこに野菜などの食材を入れて煮る。一人前の大きさで、1回で使いきる。和紙には耐水性、耐火性をもたせる薬品がしみ込ませてあり、紙はあくを吸着する役割も果たす。

出典 講談社食器・調理器具がわかる辞典について 情報

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