素願(読み)ソガン

精選版 日本国語大辞典 「素願」の意味・読み・例文・類語

そ‐がん‥グヮン【素願】

  1. 〘 名詞 〙 以前からのねがい。平素からのねがい。素懐。
    1. [初出の実例]「法華経之読誦、終一千部之功後、冝其中丹之由、雖兼日素願」(出典吾妻鏡‐治承四年(1180)七月五日)
    2. 「此他何の術を以て、累年の素願を遂んや」(出典:報徳記(1856)七)
    3. [その他の文献]〔晉書‐隠逸伝〕

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普及版 字通 「素願」の読み・字形・画数・意味

【素願】そがん(ぐわん)

平生からの願い。〔晋書、隠逸、宋繊伝〕少(わか)くしてり。沈にして世とはらず、酒泉南山に隱居す。~年十、篤學にしてまず。~上して曰く、~今命をふるに當り、乞ふ素願の如くせよと。らはずして卒(しゆつ)す。

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