細郷(読み)ほそごう

日本歴史地名大系 「細郷」の解説

細郷
ほそごう

池田市の北部、久安寺きゆうあんじ(余野川)流域にあり、近世伏尾ふしお吉田よしだ東山ひがしやま中河原なかがわら古江ふるえ木部きのべの六ヵ村をいう。中世細川ほそかわ庄の地で、戦国期には細川村と記されることもあった(明応四年一二月二二日「細川政元奉行人斎藤元右奉書」多田神社文書)。元和初年の摂津一国高御改帳に「綱郷」とみえるが細郷の誤写であろう。上記六ヵ村で高一千七四五石余となっている。当郷は植木の産地として知られ、「摂津名所図会」に「名産種樹うえき細河谷ほそごうだにより出づる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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