給廩(読み)きゅうりん

精選版 日本国語大辞典 「給廩」の意味・読み・例文・類語

きゅう‐りん キフ‥【給廩】

〘名〙 米、その他穀物を給与すること。食物を与えること。
続日本紀‐延暦六年(787)一〇月丁亥「鰥寡孤独。癈疾之徒。不自存者。所司准例加賑恤。仍各令本国次官已上巡県郷邑。親自給廩」 〔後漢書‐光武紀・下〕

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普及版 字通 「給廩」の読み・字形・画数・意味

【給廩】きゆう(きふ)りん

官より穀物を与える。〔三国志、魏、王烈伝注に引く魏略〕なるは、~獨り窮小屋に居り、親里無し。人之れに衣を與ふるも取るを肯(がへ)んぜず。郡縣其の鰥窮(くわんきゆう)なるを以て、日に五升を給廩す。足らず、頗(すこ)ぶる行乞す。乞ふも多くを取らず。

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