デジタル大辞泉 「絵双紙」の意味・読み・例文・類語 え‐ぞうし〔ヱザウシ〕【絵双紙/絵草紙】 1 江戸時代、世間の出来事を1、2枚の絵入りの読み物にした印刷物。読み売り。瓦版かわらばん。2 草双紙のこと。3 絵本番付えほんばんづけのこと。4 錦絵にしきえのこと。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
山川 日本史小辞典 改訂新版 「絵双紙」の解説 絵双紙えぞうし 絵草紙とも。江戸時代にうまれた絵を主体とした出版物。児童向け読物である赤本に始まり,黒本・青本,大人向けの黄表紙・合巻(ごうかん)などの草双紙をさす。ただし絵入浄瑠璃本・芝居絵本など文章の添えられた大衆向き絵入本すべてを含む場合や,錦絵などの一枚絵を含める場合もある。狭義には,瓦版など新聞号外的絵入摺物(すりもの)をさすこともある。 出典 山川出版社「山川 日本史小辞典 改訂新版」山川 日本史小辞典 改訂新版について 情報