絵入り浄瑠璃本(読み)エイリジョウルリボン

デジタル大辞泉 「絵入り浄瑠璃本」の意味・読み・例文・類語

えいり‐じょうるりぼん〔ヱいりジヤウルリボン〕【絵入り浄瑠璃本】

挿絵入りの古浄瑠璃正本。寛永期(1624~1644)に刊行、元禄期に丸本まるほん流行により消滅丹緑本たんろくぼん虱本金平本きんぴらぼん・六段本などの種類がある。

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世界大百科事典(旧版)内の絵入り浄瑠璃本の言及

【正本】より

…1634年(寛永11)4月刊の《はなや》に〈天下無双薩摩太夫以正本開之〉と記すものが最も古く,以来享保(1730年ごろ)まで刊行されている。この種のものは,1ページが17~18行の細字本で数葉の挿絵が入っているので,絵入細字本,絵入浄瑠璃本ともいわれる。音曲上の節付よりも筋を読ませることが主眼であったが,延宝期(1673‐81)には挿絵がなく,太字で節付の入ったものが刊行されるようになった。…

※「絵入り浄瑠璃本」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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