網一色村(読み)あみいしきむら

日本歴史地名大系 「網一色村」の解説

網一色村
あみいしきむら

[現在地名]小田原市寿ことぶき町五丁目・ひがし町二―五丁目

南は相模湾、東端酒匂さかわ川が流れ、西に山王原さんのうはら村、北西今井いまい村と接する。海沿いを東海道が通り、両側に民家が並ぶ。

大永三年(一五二三)の願成寺再興勧進状写(県史三)に「今井・一色・小田原風景在目下矣」とみえ、天文一九年(一五五〇)四月一日の北条家朱印状(同書)に国中諸郡逃散のため諸郷公事赦免分として「弐拾八貫文 相州西郡一色郷」「卅弐貫四百四十文 同所川成之内三ケ二」があり、逃散の百姓が還住した際にはその借銭・借米を免除するとしている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

五節舞

日本の上代芸能の一つ。宮廷で舞われる女舞。大歌 (おおうた) の一つの五節歌曲を伴奏に舞われる。天武天皇が神女の歌舞をみて作ったと伝えられるが,元来は農耕に関係する田舞に発するといわれる。五節の意味は...

五節舞の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android