綾木八幡宮(読み)あやぎはちまんぐう

日本歴史地名大系 「綾木八幡宮」の解説

綾木八幡宮
あやぎはちまんぐう

[現在地名]美東町大字綾木 九瀬原

綾木の南西部、九瀬原くせはら宮の台みやのだい鎮座祭神は応神天皇・仲哀天皇・神功皇后。「注進案」では仲哀天皇の代りに玉依姫とある。旧郷社。

「注進案」所収の「八幡宮之碑銘」(文化五年撰)によれば、養和元年(一一八一)西福さいふく寺と神泉しんせん(注進案では八幡宮の社坊)の者が宇佐うさ八幡宮(現大分県宇佐市)より分霊を当地に勧請したとある。近世には社領一石九斗余。祭礼は九月一五、一六の両日で、一六日には大歳明神とよぶ森(最初に祭神を勧請した所)に行き、御宮廻りと称して神田のまわりを神幸した(注進案)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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