緊急発進(読み)キンキュウハッシン

デジタル大辞泉 「緊急発進」の意味・読み・例文・類語

きんきゅう‐はっしん〔キンキフ‐〕【緊急発進】

スクランブル

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

共同通信ニュース用語解説 「緊急発進」の解説

緊急発進(スクランブル)

国際法違反の領空侵犯の恐れがある航空機を発見した際、戦闘機などを飛行させて監視し、万一侵犯されれば、着陸させるか退去させる任務。自衛隊法84条に「対領空侵犯措置」として規定航空自衛隊は1958年から運用を始めた。警察権行使に当たるが、実際に空で活動できる部隊空自にしかないため、担っているとされる。1987年12月、旧ソ連機が沖縄本島を通過した領空侵犯では、これまで唯一ケースとなっている警告射撃をした。

更新日:

出典 共同通信社 共同通信ニュース用語解説共同通信ニュース用語解説について 情報

世界大百科事典(旧版)内の緊急発進の言及

【スクランブル】より

…緊急発進ともいう。地上待機中の要撃戦闘機などが発進の指令により可能な限り短時間で離陸する行動をいう。…

※「緊急発進」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

世界の電気自動車市場

米テスラと低価格EVでシェアを広げる中国大手、比亜迪(BYD)が激しいトップ争いを繰り広げている。英調査会社グローバルデータによると、2023年の世界販売台数は約978万7千台。ガソリン車などを含む...

世界の電気自動車市場の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android