総堀・総濠・惣堀(読み)そうぼり

精選版 日本国語大辞典 「総堀・総濠・惣堀」の意味・読み・例文・類語

そう‐ぼり【総堀・総濠・惣堀】

〘名〙
① 城や市街周囲にめぐらした堀。外堀
結城戦場物語(1451‐54頃)「かの結城が城と申は、西は大河かま四方のそうぼり広くふかければ」
浮世草子武道伝来記(1687)七「此太刀風に周章(あはて)て若党三人惣堀(ソウホリ)へ転び落けるに」
邸宅の周囲が堀でかこまれていること。また、その堀。
浄瑠璃・三荘太夫五人嬢(1727)五「此屋敷の要害、囲ひの内は皆惣堀(ソウボリ)

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