百科事典マイペディア 「緑バン」の意味・わかりやすい解説 緑バン(礬)【りょくばん】 組成がFeSO4・7H2Oの鉱物。単斜晶系,淡緑色でガラス光沢をもつ結晶。インキの原料となる。組成がMSO4・7H2Oで表される鉱物の一群を緑バン族といい,M(金属)の相違により,銅緑バン(Fe,Cu),キロバイト(Fe,Mg),硫酸銅鉱(Cu),赤バン(Co),マンバン(Mn),亜鉛緑バン(Zn,Cu)などの種類がある。これらは硬度2,比重約1.9,互いに固溶体をつくり,水に溶ける。乾燥地帯で鉄,銅,コバルト鉱物などの変質による二次鉱物として産出。 出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報 Sponserd by