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緯錦 ヌキニシキ

デジタル大辞泉の解説

ぬき‐にしき【緯錦】

よこにしき

よこ‐にしき【緯錦】

横糸で色と文様を表した。中国の唐代に始まり、日本では奈良時代から作られはじめた。多くの色と大きな文様を織り出すことができる。ぬきにしき。→経錦(たてにしき)

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大辞林 第三版の解説

いきん【緯錦】

ぬきにしき【緯錦】

単色の経たて糸に何色もの緯よこ糸を使って文様を織り出す錦。和銅(708~715)年間に唐から伝わった技法。多くの色で大きな文様を自由に織り出すことができる。よこにしき。いきん。

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

世界大百科事典内の緯錦の言及

【織物】より

…織技のうえでは,(1)無文の平組織,(2)地組織の変化によって文様を織り出した綾や羅,紗の類,(3)多数の彩糸を用いて華麗な文様を織り出した錦の類,(4)二重組織となる風通の類,(5)絣の類,に大別される。錦には綴錦,織成,経錦,緯錦,浮文錦等があり,それも地合いや糸遣いの違いによる細分化がなされる。綾も地合い,糸遣いの相違によって細分化されるが,当代の綾は四枚綜絖の綾,すなわち3/1の斜文組織が基本をなしている点,および地と文の綾の流れが反対方向となる綾地異方綾文綾に一つの特色がある。…

【蜀江錦】より

…同種の赤地連珠文の経錦が新疆ウイグル自治区トゥルファンのアスターナ古墓から出土していることから,唐代に織製された蜀の錦が東西に輸出され,その一部が日本に伝存したものと考えられる。他の一つは明代に織製された華やかな大文様を織り出した緯錦である。現存するものでは赤地のものはまれで,萌黄,黄,縹(はなだ),金茶などを主調とした抑えた色調で,格子,円,亀甲などをつなぎ合わせた幾何学的な構成のなかに花文を織り出した雄渾な感じの作品が多い。…

【錦】より

…この場合,織物組織の上では錦織に限らず,絣(かすり),綴織,縫取織などが包含されている。狭義には,〈錦〉としての特殊かつ複雑な組織によって織製された織物をさし,これは大きく〈経錦(たてにしき)〉と〈緯錦(ぬきにしき)〉とに分類される。 〈経錦〉は経糸によって地と文様が織りだされるもので,例えば3色の配色によるものであれば3色3本の糸を1単位として,これが互いに浮沈交替して地と文様があらわされる。…

※「緯錦」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

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