縟礼(読み)ジョクレイ

デジタル大辞泉 「縟礼」の意味・読み・例文・類語

じょく‐れい【×縟礼】

必要以上にわずらわしい礼儀作法。「繁文縟礼

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精選版 日本国語大辞典 「縟礼」の意味・読み・例文・類語

じょく‐れい【縟礼】

  1. 〘 名詞 〙 細かいことにまでわたる、わずらわしい礼儀。ごたごたした作法。→繁文縟礼
    1. [初出の実例]「縟礼旌賢、素簡編而不朽」(出典本朝文粋(1060頃)二・贈故菅左大臣太政大臣詔〈巨勢為時〉)
    2. [その他の文献]〔唐順之‐与王堯衢書〕

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普及版 字通 「縟礼」の読み・字形・画数・意味

【縟礼】じよくれい

煩わしい礼儀作法。〔宋史、忠義一、李若水伝〕康元年~高(かうきう)死す。故事、天子當(まさ)に挂して擧哀すべし。水言ふ、~司、常の故に循(したが)ひ、縟禮を加へんと欲するは、議を(やす)んずる以(ゆゑん)に非ざるなりと。

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