ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「縮小条虫」の意味・わかりやすい解説 縮小条虫しゅくしょうじょうちゅうHymenolepis diminuta 扁形動物門条虫綱円葉目膜様条虫科の寄生虫。全長 20~60mm,片節数 800~1300。体は糸状。頭節は小さく棍棒状で,4個の長楕円形の吸盤をもつ。生殖孔は普通体の左側,前方より3分の1ほどのところに開くが,まれに右側に開くこともある。精巣は3個で,卵巣の右側に2個,左側に1個ある。おもにネズミ,まれにヒトの腸に寄生する。中間宿主はコクガ,イガ,メイガなどの幼虫および蛹である。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by