縲絏(読み)ルイセツ

デジタル大辞泉 「縲絏」の意味・読み・例文・類語

るい‐せつ【××絏/××紲】

《「縲」は罪人を縛る黒なわ。「絏」「紲」はなわ、または、つなぐ意》罪人として捕らわれること。
「―の辱を受けんより、寧ろ只今いさぎよく自殺せん」〈竜渓経国美談

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精選版 日本国語大辞典 「縲絏」の意味・読み・例文・類語

るい‐せつ【縲絏・縲紲】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「縲」は罪人をつなぐ黒い縄、「絏・紲」はつなぐ意 ) 縄目にかかること。罪人として捕えられること。罪人を縛る縄。また、「縲絏の中(なか・うち)」で捕われている状態をいう。
    1. [初出の実例]「尼父結好於縲紲之生、呂公附嬪於駅亭之士」(出典本朝文粋(1060頃)七・奉右大臣書〈小野篁〉)
    2. 「云ふ甲斐なく敵の手に懸り、縲紲(ルイセツ)の恥に及ばん事、後代迄の嘲たるべし」(出典:太平記(14C後)一一)
    3. [その他の文献]〔論語‐公冶長〕

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普及版 字通 「縲絏」の読み・字形・画数・意味

【縲絏】るいせつ

縲紲。

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