繁絃(読み)はんげん

精選版 日本国語大辞典 「繁絃」の意味・読み・例文・類語

はん‐げん【繁絃・繁弦】

  1. 〘 名詞 〙 弦楽器調子がはげしく急であること。また、その調子。
    1. [初出の実例]「繁絃辨山水、妙舞舒斉紈」(出典懐風藻(751)春日於左僕射長屋王宅宴〈塩屋古麻呂〉)
    2. [その他の文献]〔蔡邕‐琴賦〕

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普及版 字通 「繁絃」の読み・字形・画数・意味

【繁絃】はんげん

はげしくかきならす音。宋・周邦彦夏景、満庭芳〕詞 (せうすい)せる江南客 管の絃を聽くに堪へず 歌(かえん)の(ほとり) 先づ枕(てんちん)を安んじ 我に時の眠りを容(ゆる)せ

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