織交ぜる(読み)オリマゼル

デジタル大辞泉 「織交ぜる」の意味・読み・例文・類語

おり‐ま・ぜる【織(り)交ぜる】

[動ザ下一][文]おりま・ず[ザ下二]
模様などを交ぜて織り込む。「金糸銀糸を―・ぜる」
ある物事に別の物事を組み入れる。「講演にユーモラスな失敗談を―・ぜる」
[類語]織る織り上げる織り成す織り出す織り込む機織り手織り

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「織交ぜる」の意味・読み・例文・類語

おり‐ま・ぜる【織交】

  1. 〘 他動詞 ザ下一段活用 〙
    [ 文語形 ]おりま・ず 〘 他動詞 ザ下二段活用 〙
  2. 織物で、模様などを混ぜて織り込む。
    1. [初出の実例]「紅葉葉にもとの白糸おりませてから錦にもおつる滝哉」(出典:康資王母集(1106頃か))
  3. ある事柄の中に、他の物事を適当に入れ込ませる。織り込む。
    1. [初出の実例]「きくの花と梅の花とをおりませて、人おこせたりしかば」(出典:桂宮乙本伊勢大輔集(11C中))

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