織込む(読み)オリコム

デジタル大辞泉 「織込む」の意味・読み・例文・類語

おり‐こ・む【織(り)込む】

[動マ五(四)]
地色と違う色の糸や模様を入れて織る。「金糸を―・む」
一つ物事の中に、他の物事を含み込ませる。組み入れる。「教訓を―・んだ童話
株価を予測する際に、株価に影響を与えそうな事柄条件を予測して読み込んでおく。
[類語](1織る織り上げる織り成す織り出す織り交ぜる機織り手織り/(2組み入れる繰り込む繰り入れる属する

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精選版 日本国語大辞典 「織込む」の意味・読み・例文・類語

おり‐こ・む【織込】

  1. 〘 他動詞 マ行五(四) 〙
  2. 織物を織るときに、金銀糸など地質と異なる糸をまぜて模様を入れる。
    1. [初出の実例]「羅(うすもの)に織り込んである金糸の光るのを見て」(出典ヰタ・セクスアリス(1909)〈森鴎外〉)
  3. 一つの物事の中に、別の物事を組み入れる。盛り込む。加味する。
    1. [初出の実例]「其思想家の纏(まと)め上げた主義の裏には、強い事実が織り込まれてゐるらしかった」(出典:こゝろ(1914)〈夏目漱石〉一五)
  4. 取引相場好悪材料が相場にすでに反映していることをいう。〔現代術語辞典(1931)〕

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