羅綺(読み)らき

精選版 日本国語大辞典 「羅綺」の意味・読み・例文・類語

ら‐き【羅綺】

〘名〙 (「羅」はうすぎぬ、「綺」はあや・模様のある絹の布の意) うすぎぬとあやぎぬ。美しい衣服。きらびやかなよそおい。綺羅
菅家文草(900頃)六・早春内宴、侍清涼殿同賦鶯出谷「管絃声裏啼求友、羅綺花間入得群」
太平記(14C後)二〇「二八の春の比より、内侍に召れて、君王の傍に侍り、羅綺(ラキ)にだも堪さる貌は」 〔魏志‐夏侯尚伝〕

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普及版 字通 「羅綺」の読み・字形・画数・意味

【羅綺】らき

あやのあるうすぎぬ。漢・司馬相如長門の賦〕羅綺の幔帷を張り、楚組の綱を垂る。

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