芻豢(読み)すうかん

精選版 日本国語大辞典 「芻豢」の意味・読み・例文・類語

すう‐かん‥クヮン【芻豢】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「芻」は草を食べる畜類。「豢」は穀物を食べる畜類 ) 牛、羊、豚、犬など、人間が飼育して、食用労役などに用いるけもの。家畜
    1. [初出の実例]「聖門衰晩嘆秋時、理義味長芻豢滋」(出典:惺窩文集(1627頃)一・和道春秋雨作)
    2. [その他の文献]〔礼記‐月令〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「芻豢」の読み・字形・画数・意味

【芻豢】すうかん(くわん)

まぐさを食う牛馬、穀を食う犬豕の属。祭祀犠牲とする。〔礼記月令〕(仲秋の月)是のや、乃ち宰に命じて、犧牲を循行せしむ。、芻豢を案(かんが)へ、肥瘠を瞻(み)、物色を察し、必ず比し、小大を量り、長短、皆度に中(あた)らしむ。

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