群党(読み)グントウ

デジタル大辞泉 「群党」の意味・読み・例文・類語

ぐん‐とう〔‐タウ〕【群党】

多くの党。
集まって徒党を組むこと。また、その集団

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精選版 日本国語大辞典 「群党」の意味・読み・例文・類語

ぐん‐とう‥タウ【群党】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 多くの党。
  3. 徒党を組むこと。また、その集団。
    1. [初出の実例]「一隊の群党、婁抜剌(ローバラ)地名)の工場に入り、火を放ちければ」(出典西国立志編(1870‐71)〈中村正直訳〉二)
    2. [その他の文献]〔論衡‐譴告〕

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普及版 字通 「群党」の読み・字形・画数・意味

【群党】ぐんとう

徒党。

字通「群」の項目を見る

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世界大百科事典(旧版)内の群党の言及

【党】より

…党の性格は多様で,かつ時代の推移にともなって変化しているため,固定的にとらえることは困難である。武士の党が発生する以前に,平安時代には〈党類〉〈群党〉などの用法がみられ,さらに〈僦馬党(しゆうばのとう)〉の存在があり,中世にも〈悪党〉などと用いられている。これらの〈党〉という言葉の意味は,いずれも〈むれ〉〈集団〉に対する呼称であり,その場合,構成員間の結合した組織体的性格は希薄である。…

※「群党」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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