群来(読み)クキ

  • ▽群来
  • ぐんらい

精選版 日本国語大辞典の解説

〘名〙 春、産卵のために、鰊(にしん)などの大群が海岸におしよせること。《季・春》
※生れ出づる悩み(1918)〈有島武郎〉三「鰊の群来(クキ)が年々減って行く為めに」
〘名〙 群れをなして来ること。〔落葉集(1598)〕
※米欧回覧実記(1877)〈久米邦武〉例言「其北部を回るに当り、群来迎送するもの、皆一行の健勉を祝せざるなし」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

世界大百科事典内の群来の言及

【ニシン(鰊∥鯡∥春告魚)】より

…その経営規模はかなり大きく,建網を数ヵ統,刺網を数百放営んでいたが,建網1ヵ統経営には雇漁夫15~20人と漁船7~8艘,刺網100放経営に雇漁夫5~6人を必要とした。 建網漁はニシンが群れをなして沿岸に回遊してくる(群来(くき)という)ところに網を定置することから始まる。これはニシンの行路をさえぎる形で投網し,網に突き刺さったニシンを手繰り上げて漁獲する刺網とは異なる。…

※「群来」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報

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