精選版 日本国語大辞典 「羯磨金剛」の意味・読み・例文・類語 かつま‐こんごう‥コンガウ【羯磨金剛】 〘 名詞 〙 仏器の一つ。密教修法具。三鈷杵(さんこしょ)を十字に組み合わせたもの。仏に本来備わっている智慧(ちえ)のはたらきを象徴する金剛杵の一種。多くは銅でつくる。羯磨。羯磨金剛〈奈良県室生寺蔵〉[初出の実例]「羯磨金剛者。横二豎三股杵一。是故号云二十字金剛一。謂執二三股金剛一」(出典:寂照堂谷響集(1689)六)[その他の文献]〔大日経疏‐一六〕 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例