羽根馬場村(読み)はねばんばむら

日本歴史地名大系 「羽根馬場村」の解説

羽根馬場村
はねばんばむら

[現在地名]金津町馬場ばんば

金津古町の西南竹田たけだ川左岸の自然堤防上に位置する。「大乗院寺社雑事記」文明二年(一四七〇)七月一四日条に「河口庄郷々内村名」として本庄郷内に「はねの村」が記され、当村をさすとも考えられる。慶長六年(一六〇一)結城秀康が多賀谷三経に与えた知行宛行状(多賀谷文書)には三国領として「馬場村」(高三一一・六二五石)とみえる。村名は正保郷帳以下郷帳はすべて羽根馬場村であるが、地方文書などは馬場村と記すものも多い(明治以降馬場村に統一)。正保郷帳によれば田方二四三石余・畠方六八石余。貞享三年(一六八六)幕府領、元禄一〇年(一六九七)から葛野藩領となり、その後再び幕府領で福井藩預領となるが、文政三年(一八二〇)以降は福井藩領。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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