羽豆城跡(読み)はずじようあと

日本歴史地名大系 「羽豆城跡」の解説

羽豆城跡
はずじようあと

[現在地名]南知多町師崎 明神山

羽豆神社の北にあり、現在城跡の小石標がある。知多半島の突端、伊勢・三河両湾を左右にする羽豆岬は海上から屹立すること二三メートルの断崖をなす天然の要害。羽豆崎城ともいう。

中世この地方を領有する熱田大宮司千秋氏がここに城を設けた(太平記)。これが幡頭崎はずざきの城で、番豆とも波津とも記した。承久三年(一二二一)の承久の乱以来宮方であった千秋氏の羽豆城は伊勢・吉野よしの方面と東国方面との宮方の連絡上重要な位置を占めた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む