日本歴史地名大系 「羽黒川」の解説 羽黒川はぐろがわ 山形県:米沢市羽黒川最上川の支流の一。延長一六・七キロ。米沢市南東部、大沢(おおさわ)の栂森(つがもり)(一六二七・九メートル)北麓に源を発し、山間の峡谷を北西流し、関根(せきね)で栗子(くりこ)山(一二一六・六メートル)に発する栗子川、また刈安(かりやす)川を合流、以下米沢市街東縁を北流して外(と)ノ内(うち)で松(まつ)川(最上川上流)に合流する。支流の刈安川には昭和四九年(一九七四)農業用ダム水窪(みずくぼ)ダムが建設され、米沢市のほか南陽市、東置賜(ひがしおきたま)郡高畠(たかはた)町・川西(かわにし)町の農地および水道水源として利用されている。「米沢地名選」には、栗子山から発し、山上村で大沢川と合流し、川井(かわい)村を過ぎて北西流し、外ノ内村で松川に入る。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報