老実(読み)ロウジツ

デジタル大辞泉 「老実」の意味・読み・例文・類語

ろう‐じつ〔ラウ‐〕【老実】

[名・形動]物事に慣れていて誠実であること。また、そのさま。
「あの―な禅客の丈艸は」〈芥川枯野抄

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「老実」の意味・読み・例文・類語

ろう‐じつ ラウ‥【老実】

〘名〙 (形動) 老練で堅実なこと。その事によくなれていて、しかも誠実なこと。また、そのさま。
※通俗赤縄奇縁(1761)二「朱重原来(もとより)老実(ラウジツ)(〈注〉ジッテイ)の者にて」 〔明史‐羅復仁伝〕

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普及版 字通 「老実」の読み・字形・画数・意味

【老実】ろう(らう)じつ

経験がゆたかで実直。〔明史、羅復仁伝〕に在りて、(そつい)に得失を陳(の)ぶ。みて其の質直を喜び、呼びて老實羅と爲して、名いはず。

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