老尾神社(読み)おいおじんじや

日本歴史地名大系 「老尾神社」の解説

老尾神社
おいおじんじや

[現在地名]八日市場市生尾

生尾おいお鎮座。古くは匝瑳そうさ明神匝瑳大神などと称し、総社さまと俗称される。旧郷社。祭神は阿佐比古命・国常立神・磐筒男神・磐筒女神。崇神天皇の代に神田を寄せられ、祭祀を始めたという。「続日本後紀」承和二年(八三五)三月一六日条によれば、物部小事大連が東征の功により下総国匝瑳郡を建郡することを許され、匝瑳を氏名にしたという。物部匝瑳宿禰が生尾を本貫とし物部小事大連を祖として祀ったものと考えられる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android