日本歴史地名大系 「老岳神社」の解説 老岳神社おいだけじんじや 熊本県:天草郡有明町上津浦村老岳神社[現在地名]有明町上津浦天草第二の高峰老岳(五八六メートル)山上に鎮座。祭神猿田彦。旧村社。かつて山麓八ヵ村の氏神として尊崇された。付近に老岳祭祀遺跡の配石遺構があり、古代の祭祀跡と推定されている。創建年代は不詳だが、縁起によれば、中世上津浦鎮行が一族の守護神として須子(すじ)村の神楽(かぐら)崎にあった岩を神体に祀ったとされ、神体岩飛行の伝承が残る。近世、老岳は「追嶽」(元禄四年「赤崎村明細帳」北野文書)とも記され、山名は一説にこの飛行伝承にちなむという。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by