老手(読み)ロウシュ

デジタル大辞泉 「老手」の意味・読み・例文・類語

ろう‐しゅ〔ラウ‐〕【老手】

経験を積んだ巧みな技術・腕前。また、その人。
当流第一の―」〈鏡花歌行灯

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精選版 日本国語大辞典 「老手」の意味・読み・例文・類語

ろう‐しゅラウ‥【老手】

  1. 〘 名詞 〙 老練で、たくみな手並・腕前。また、その人。
    1. [初出の実例]「投閑笑向妻孥詫、老手工夫持敗棊」(出典:寛斎先生遺稿(1821)一・養拙)
    2. [その他の文献]〔蘇軾‐至真州再和詩〕

おい‐て【老手】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 年老いた人。老人。ふるて。
  3. 年功を積んだ者。また、その老練な腕まえ。
    1. [初出の実例]「『〈略〉ドレドレおしげ様の代りにわたしと掛合に唄ひませう』と、おいてひく手もしをらしき」(出典:浄瑠璃・近頃河原達引(おしゅん伝兵衛)(1785)堀川)

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普及版 字通 「老手」の読み・字形・画数・意味

【老手】ろう(らう)しゆ

老練。宋・軾〔(王勝之と同(とも)に山に遊ぶ)真州に至り、再び和す、二首、一〕詩 老手、王詰(維) 窮、孟然 詩を論じて、曾(かつ)て(宿)直にし を話して、已に年を

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