老涙(読み)ろうるい

精選版 日本国語大辞典 「老涙」の意味・読み・例文・類語

ろう‐るいラウ‥【老涙】

  1. 〘 名詞 〙 年老いてもろく出る涙。
    1. [初出の実例]「恩溢生涯、感流老涙而已」(出典本朝文粋(1060頃)五・請被停職状〈兼明親王〉)
    2. [その他の文献]〔白居易‐重過寿泉題店壁詩〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「老涙」の読み・字形・画数・意味

【老涙】ろう(らう)るい

老人の涙。宋・軾〔去歳九月~黄州に在りて子遯を生む。~今年七月、金陵に病亡す。~二詩を作りて之れを哭す。一〕詩 を衣(き)する、(なん)ぞ俗をれん 變滅、須臾(しゆゆ)なるのみ 歸來、懷し 老瀉水の如し

字通「老」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android