耗散(読み)こうさん

精選版 日本国語大辞典 「耗散」の意味・読み・例文・類語

こう‐さん カウ‥【耗散】

〘名〙 (「ごうさん」とも) 減らし、なくすこと。また、減ってなくなること。〔文明本節用集(室町中)〕
仮名草子伽婢子(1666)三「汝は妖魅(ばけもの)の気に精血を耗散(ガウサン)し」 〔漢書‐酷吏伝賛〕

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普及版 字通 「耗散」の読み・字形・画数・意味

【耗散】こう(かう)さん

消散する。〔唐書、兵志〕高宗武后の時よりして、天下久しく兵を用ひず、府兵の法(やうや)く壞(やぶ)る。番役代、多く時を以てせず、衞士稍稍(やうやく)す。是(ここ)に至りて散し、宿衞給すること能はず。~一切士をりて宿衞せしむ。

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