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聖子従属説 せいしじゅうぞくせつSubordinationismus

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

聖子従属説
せいしじゅうぞくせつ
Subordinationismus

三位一体論に関する異端説。聖子 (イエス・キリスト) は神の被造物であり,聖子は本質によってではなく恩恵によって無罪となり神の子となるとする。ロゴス・キリスト論に関連して生じ,教理的にはアリウスにおいて最も完成した形式をとった (→アリウス派 ) 。ロゴスキリスト論に立つエイレナイオスオリゲネスの場合,前者はロゴスと父の永遠的共存を,後者は子は父の本質からの「永遠の出生」によって存立することを唱えて,天父とロゴスあるいは聖子の同質を主張したのに対し,アリウスとその一派は,その有始性と被造者性を強調,両者が互いに異質であることを主張してキリストの神性を否定した。 325年ニカイア公会議で異端とされ,ニカイア信条には父と子とについて「同質 (ホモウシオス) 」の語が挿入された。

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