日本歴史地名大系 「聖石河原渡」の解説 聖石河原渡ひじりいしかわらのわたし 群馬県:高崎市高崎城下若松町聖石河原渡[現在地名]高崎市若松町烏(からす)川河原にあった渡船場。高崎七口の一つ前栽(ぜんざい)町口から延びるこまん坂の中ほどから河原へ下る道がある。古くから富岡、吉井(よしい)(現多野郡吉井町)への主要な道で、宝暦一三年(一七六三)には仮橋が架けられている。それ以前には川越人足が出ており、仮橋が架けられてからも夏季には橋は流失し、渡船や川越人足による渡しであった。渡船は新田(しんでん)町の持船であったがのちに石原(いしはら)村持となり、天明四年(一七八四)には同町によって仮土橋が架けられ、高崎宿が補助金を出している。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by