聚分韻略(読み)シュウブンインリャク

デジタル大辞泉 「聚分韻略」の意味・読み・例文・類語

しゅうぶんいんりゃく〔シユウブンヰンリヤク〕【聚分韻略】

鎌倉時代韻書。5巻。虎関師錬こかんしれん著。嘉元4年(1306)の自序漢字を韻により分類し、乾坤けんこん時候など12門に類別、各語を簡単に説明したもの。

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精選版 日本国語大辞典 「聚分韻略」の意味・読み・例文・類語

しゅうぶんいんりゃく シュウブンヰンリャク【聚分韻略】

韻書。五巻。虎関師錬著。嘉元四年(一三〇六)頃成立。漢字を四声に分け、同韻の語を乾坤、時候など一二部門に分類し簡単な注を加えたもの。漢詩製作などに利用された。文明一三年(一四八一)三韻を三段にした体裁に改められ「三重韻」とも称された。

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