聞こえ合ふ(読み)キコエアウ

精選版 日本国語大辞典 「聞こえ合ふ」の意味・読み・例文・類語

きこえ‐あ・う‥あふ【聞合】

  1. 〘 他動詞 ハ行四段活用 〙 ( 「いいあう(言合)」の謙譲語 )
  2. ( 申しあげる相手を敬う ) 口々に申しあげる。みなが申しあげる。
    1. [初出の実例]「ひき動かしつばかりきこえあへるも、いと心うくうとましくて、動ぜられ給はず」(出典:源氏物語(1001‐14頃)総角)
  3. ( うわさされる人を敬う ) 口々におうわさを申しあげる。貴人のうわさ話をしあう。
    1. [初出の実例]「老いたる尼君たちなど、〈略〉この世のものともおぼえたまはずと、きこえあへり」(出典:源氏物語(1001‐14頃)若紫)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む