職業婦人(読み)ショクギョウフジン

デジタル大辞泉 「職業婦人」の意味・読み・例文・類語

しょくぎょう‐ふじん〔シヨクゲフ‐〕【職業婦人】

職業についている女性

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精選版 日本国語大辞典 「職業婦人」の意味・読み・例文・類語

しょくぎょう‐ふじん ショクゲフ‥【職業婦人】

〘名〙 職業について働いている女性。〔新らしい言葉字引(1918)〕
細雪(1943‐48)〈谷崎潤一郎〉上「本家の兄は妙子が職業婦人めいて来ることには不賛成であったし」

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山川 日本史小辞典 改訂新版 「職業婦人」の解説

職業婦人
しょくぎょうふじん

大正・昭和期,工場労働や農業労働に従事する労働婦人・農村婦人に対して,事務労働や専門職に従事する女性をいう呼称。明治期から女性教員やタイピストは存在したが,第1次大戦後に女性事務員や店員などのホワイトカラー層が増加し,美容師・バス車掌・アナウンサーなどの職種もつぎつぎに登場。就職退職の自由,私生活の保障などの近代的雇用形態が一応守られていたため,働くことが女性の自立につながることを示した。

出典 山川出版社「山川 日本史小辞典 改訂新版」山川 日本史小辞典 改訂新版について 情報