精選版 日本国語大辞典 「股立」の意味・読み・例文・類語 もも‐だち【股立】 〘 名詞 〙① 袴(はかま)の左右のあいている所を縫止めた所。[初出の実例]「女、袴の股立を引開て見すれば、股の、雪の様に白きに」(出典:今昔物語集(1120頃か)二四)② 股立を取ること。股立を取った姿。股立②〈和国諸職絵尽〉[初出の実例]「ももだちしゃんとりりしげに」(出典:浄瑠璃・仮名手本忠臣蔵(1748)二) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例 Sponserd by
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「股立」の意味・わかりやすい解説 股立ももだち 袴の左右両脇の開きの縫止めの部分をいう。そこをつまんで腰紐や帯にはさみ,袴の裾をたくし上げることを「股立をとる」といい,機敏な活動仕度の一つとされた。武将の外出のとき,供として走り使いをした走り衆の風俗。この装束は上下返し股立ともいい,烏帽子 (えぼし) ,素襖 (すおう) 姿で股立をとって脚絆をつけ,大小の刀を差した。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by