精選版 日本国語大辞典 「背戸家」の意味・読み・例文・類語 せど‐や【背戸家】 〘 名詞 〙① 他の家の背戸口の方にある家。他家の裏にある家。うらだな。[初出の実例]「手掛狂ひには、嚊衆が耳を凌(しのぎ)ても下屋敷、又は余所のせど屋に忍ばせ置き」(出典:仮名草子・都風俗鑑(1681)一)「小判屋の背戸家に住む小作の清左とこでは」(出典:裲襠(1955)〈壺井栄〉一)② 背戸口の近く、敷地内に建てて、隠居所などに当てた小さな建物。[初出の実例]「清三郎せと屋丸焼了。不便の事也」(出典:多聞院日記‐天正一八年(1590)三月二八日) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例