背梅花皮(読み)セカイラギ

デジタル大辞泉 「背梅花皮」の意味・読み・例文・類語

せ‐かいらぎ【背梅皮/背×鰄】

背筋に大きな粒のあるさめの皮。また、それでさやつかを巻いた刀。せかいらげ。かいらぎづくり。

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精選版 日本国語大辞典 「背梅花皮」の意味・読み・例文・類語

せ‐かいらぎ【背梅花皮・背鰄】

  1. 〘 名詞 〙 刀装用の鮫皮(さめがわ)一種。背通りの粒の大きい華麗な梅花皮(かいらぎ)。また、この皮で刀剣の柄・鞘(さや)などを包んだもの。せかいらげ。
    1. [初出の実例]「小川通りのせかいらぎ、今日明日に持たしてやれ」(出典:浄瑠璃・長町女腹切(1712頃)上)

せ‐かいらげ【背梅花皮】

  1. 〘 名詞 〙 「せかいらぎ(背梅花皮)」の変化した語。
    1. [初出の実例]「染分の組帯、せかいらげの長脇差、爰ぞとおもふ人大形(おおかた)は是」(出典浮世草子好色一代男(1682)二)

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