胎金両部の峰(読み)タイコンリョウブノミネ

デジタル大辞泉 「胎金両部の峰」の意味・読み・例文・類語

たいこんりょうぶ‐の‐みね〔タイコンリヤウブ‐〕【胎金両部の峰】

大峰おおみね異称。熊野側を胎蔵界、吉野側を金剛界とし、胎金両部を修める修験者峰入りするところからいう。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「胎金両部の峰」の意味・読み・例文・類語

たいこんりょうぶ【胎金両部】 の 峰(みね)

修験者が修験の道場である吉野大峰山と葛城山両部になぞらえたもの。
※謡曲・葵上(1435頃)「役(えん)行者の跡を継ぎ、胎金両部の峰を分け」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android