胞衣納(読み)えなおさめ

精選版 日本国語大辞典 「胞衣納」の意味・読み・例文・類語

えな‐おさめ‥をさめ【胞衣納】

  1. 〘 名詞 〙 胞衣を捨てること。産後五日、または七日に桶または壺に納め、吉日恵方を選んで縁の下や墓に埋めたり、あるいは人が踏むほどよいとして、厩(うまや)入り口戸口敷居の下、人通りの多い辻に埋めたりした。また、その儀式
    1. [初出の実例]「御ゑなおさめの日時、十日つちのえね、時たつ」(出典:実隆公記‐永正八年(1511)八月四日)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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