胡椒科(読み)こしょうか

精選版 日本国語大辞典 「胡椒科」の意味・読み・例文・類語

こしょう‐かコセウクヮ【胡椒科】

  1. 〘 名詞 〙 双子葉植物の科名。二属約二〇〇〇種あり、世界の熱帯を中心に分布する。低木か、または他の樹木にからみついて生長する。葉は互生し葉柄があり、普通托葉がある。独特の辛味と香りがある。花は両性または単性。普通、密に着き穂状花序をなす。萼(がく)花弁がない。雄しべは一ないし一〇個、子房は上位で一ないし四個の心皮からなり一室。中に一個の卵子がある。果実液果クロコショウはインド南部の原産で、広く熱帯に栽培される。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の胡椒科の言及

【コショウ(胡椒)】より

…東インド原産のコショウ科の常緑つる植物(イラスト)。その実は最も古くから著名なスパイスの一つで,香辛味のほか防腐効果,食欲増進の効果などがある。…

※「胡椒科」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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