コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

胡風批判 こふうひはん

世界大百科事典 第2版の解説

こふうひはん【胡風批判】

中国,1954年より55年にかけての,文芸理論家胡風とその集団に対する批判運動。胡風の理論は,厨川白村の理論に基づく〈主観の燃焼〉〈自我の拡張〉がおもな内容である。新中国後,林黙涵や何其芳の批判に答える形で,胡風は〈文芸問題に対する意見〉(1954年6月)を書き,共産党指導部の文学への無理解と派閥的運営を批判した。55年1月より5月にかけ,胡風は〈小ブルジョア階級の革命性と立場〉を労働階級のそれと混同したと,自己批判を書いたが,《人民日報》は5月13日より,編者〈按語〉をつけ,胡風の私信を公開して,自己批判の欺瞞性を暴き,〈反革命〉と規定した。

出典 株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について 情報

胡風批判の関連キーワード周揚

今日のキーワード

偽計業務妨害罪

虚偽の風説を流布し,または偽計を用いて人の業務を妨害する罪 (刑法 233) 。流布とは,犯人自身が公然と文書,口頭で伝達するほか,口伝えに噂として流す行為も含む。偽計とは人を欺罔,誘惑し,あるいは人...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android