胸膈(読み)キョウカク

デジタル大辞泉 「胸膈」の意味・読み・例文・類語

きょう‐かく【胸×膈】

胸と腹との間。また、胸部。むね。
胸のうち心中
不肖の臣が―を苦しめ砕くは」〈浄・近江源氏

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精選版 日本国語大辞典 「胸膈」の意味・読み・例文・類語

きょう‐かく【胸膈】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 胸と腹との間。また、胸部。むね。
    1. [初出の実例]「三尸謀疾疫、二胸膈」(出典:東海一漚集(1375頃)瘧疾)
    2. [その他の文献]〔後漢書注‐律暦志下〕
  3. ( 転じて ) 胸の中。心の中。心中。
    1. [初出の実例]「不肖の臣が胸膈を苦しめ砕くは千変万化」(出典:浄瑠璃・近江源氏先陣館(1769)二)
    2. [その他の文献]〔陸九淵‐少時作詩〕

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普及版 字通 「胸膈」の読み・字形・画数・意味

【胸膈】きようかく

膈膜。

字通「胸」の項目を見る

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