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能登屋円吉 のとや えんきち

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デジタル版 日本人名大辞典+Plusの解説

能登屋円吉 のとや-えんきち

1811-? 江戸時代後期の通辞。
文化8年生まれ。天保(てんぽう)のころから蝦夷(えぞ)地(北海道)イシカリ場所でアイヌとまじわり,のち紋別(もんべつ)場所の番人となる。アイヌ語をまとめ,元治(げんじ)元年「蝦夷語集録」をあらわした。蝦夷地出身。著作はほかに「番人円吉蝦夷記」。

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(C)Kodansha 2015.
書籍版「講談社 日本人名大辞典」をベースに、項目の追加・修正を加えたデジタルコンテンツです。この内容は2015年9月に更新作業を行った時点での情報です。時間の経過に伴い内容が異なっている場合がございます。

朝日日本歴史人物事典の解説

能登屋円吉

没年:没年不詳(没年不詳)
生年:文化8(1811)
幕末の蝦夷地番人,アイヌ語通辞。北海道松前生まれ。幼時は松前家中の蠣崎藤左衛門に仕える。天保から安政期にかけて石狩で生活し,その後紋別場所の番人となる。この間,アイヌ語を書きとめ元治1(1864)年14項目の分類とイロハ順に編集した『蝦夷語集録』(『アイヌ語資料叢書』所収)を作成。のちに著した『番人円吉蝦夷記』(同)はアイヌ語だけでなく近世アイヌの諸道具や「蝦夷人子供昔物語」などの風俗,習慣に関する記事を収録している。アイヌ語学者の金田一京助は円吉を上原熊次郎に次ぐ名通辞と評し,即興的にアイヌ語を使っていたと推定している。<参考文献>金田一京助「アイヌ語学の隠れたる先達」(『アイヌ語研究』)

(麓慎一)

出典|朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版
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