脂膏(読み)シコウ

デジタル大辞泉 「脂膏」の意味・読み・例文・類語

し‐こう〔‐カウ〕【脂×膏】

動物のあぶら。獣脂

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精選版 日本国語大辞典 「脂膏」の意味・読み・例文・類語

し‐こう‥カウ【脂膏】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 動物のあぶら。獣脂。脂肪
    1. [初出の実例]「脂膏先尽不風、殊恨光無一夜通」(出典菅家後集(903頃)燈滅二絶)
  3. ( 体からにじみ出るあぶらの意 ) 心身を労して得た収益のたとえ。
    1. [初出の実例]「朱紱之後、潤連城数国之脂膏」(出典:本朝文粋(1060頃)六・申民部大輔状〈橘直幹〉)
    2. [その他の文献]〔後漢書‐仲授統伝〕

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普及版 字通 「脂膏」の読み・字形・画数・意味

【脂膏】しこう(かう)

あぶら。物のゆたかなことをいう。〔後漢書、孔奮伝〕時に天下未だ定まらず。士多く操を修めず。奮、力(つと)めてを行ひ、衆人の笑ふと爲る。或いは以爲(おも)へらく、身脂膏に處(を)りて、以て自ら潤すこと能はず。徒(た)だ辛をすのみと。

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