脊椎すべり症(読み)せきついすべりしょう(その他表記)spondylolisthesis

日本大百科全書(ニッポニカ) 「脊椎すべり症」の意味・わかりやすい解説

脊椎すべり症
せきついすべりしょう

脊椎分離を前提としておこる疾患で、脊椎分離すべり症ともいう。

[編集部]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「脊椎すべり症」の意味・わかりやすい解説

脊椎すべり症
せきついすべりしょう
spondylolisthesis

脊椎の椎体下位の椎体上を前方にすべるようにずれる状態をいう。大部分脊椎分離症によるが,椎間板椎間関節などの変性が強いために起るものもある。第5腰椎に好発する。症状腰痛,下肢痛のほか,しばしば間欠性跛行があり,労働によって悪化する。軽症は安静と軟性コルセット装着で治療できるが,症状が強い場合や重労働をする人には手術が必要となる。

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